★ 人生の「やり残し」を求めて
私は30代・40代で通信制大学に2回入学しました。そして今年、50代で3度目の通信制大学に入学することになりました。高校卒業後に通っていた大学を含めれば4度目の大学になりますね。
・どうして何度も入ることになったのか
・ちゃんと卒業できるものなのか
・どういう意味があるのか
・なぜ大学院ではなくて通信制大学なのか
……などなど、なるべく具体的に
せっかくここまで見に来ていただいた方々に
お伝えしていければと思います。
私の書いた文章などがきっかけで、ひとりでも多くの方々が「通信制大学で何かをこの年齢からでも学んでみよう」と行動を始めていただければ、これ以上嬉しいことはありません。

★ 進藤レイ(FBY 主宰)
つい最近、資格を目指す勉強をこうなったら一生続けてみよう…と決意したところです。そのほうが自分らしく生きられるような気がしますし、自分に残された時間も有効に使える気がしました。
【取得した資格】認定心理士、AFP、FP2級、障がい者雇用サポーター、東商認定ビジネス法務エキスパート、家族相談士、ITパスポート、知的財産検定3級、簿記3級、公認モチベーションマネジャー、国家資格キャリアコンサルタント
★ 1度目(30代)=武蔵野大学人間関係学部(現・人間科学部)
大学で学びたかった心理学を諦めきれず、どうやって自力で学ぼうかと20代の頃は考えていました。仕事が忙しすぎて、「まあ、いつかね」と先送りにしていたら30代になってしまっていました。
会社を辞めてフリーになっていたのですが、仕事がなくなることを恐れて、勉強はさらに後回しに。これでは、いつまで経っても勉強なんて出来るわけもない。そう決心した頃に、通信制大学という選択肢があることを知りました。
選択肢は放送大学を含めて4つほどだったと思います。スクーリング授業で通うことも考えて、昔なじみの場所(武蔵境)にある武蔵野大学を選びました。数年前に武蔵野女子大から名前を変えていて、最初は別の大学なのかなと思っていました。

入学願書を送って、入学が認められて。学生証が送られてきた時は何とも言えない胸の高鳴りをおぼえました。「また大学生になったんだ」ということを友達や仕事で付き合いのある人たちに、言いたいような、言いたくないような。でも、履修登録を終えて、教科書が山のように届いた時には「うわ、これ全部やるのか…」と軽く狼狽していました。今思えば、ここが分かれ目でしたね。
この時点から大学が始まるまでに何ヶ月かありました。その間に私は、経済的な理由でフリーから会社員に戻ることになったのです。さらに家族がひとり増えることになり…(もうこの時点で、段ボールの教科書はホコリをかぶっていたのでした)
こうして私は、最初の通信制大学をわずか1年で中退することになりました。すでに20万円以上を投じていたので、これ以上続けるわけにもいかず、家計にも響くことから諦めたのでした。
新たな挑戦には確かに「勢い」が必要です。やるぞ!と決めて、出願したまではよかったのですが、もう少し自分の状況を考えるべきでしたね。この「失敗」をしばらく引きずることになります。
★ 2度目(40代)=東京未来大学モチベーション行動科学部
40代半ばで私は大きな病気を経験しました。死ぬ可能性もありながら、何とか生き残ることが出来たのですが、しばらくは呆然としながら療養生活を送りました。もうそんなに長く生きることはできないのかもしれない。この後はどうやって生きていこうか。家族のことや仕事のことなど、考えても考えても前向きな気持ちになれず、気分転換に訪れた近所の書店で偶然見つけたのが「通信制大学」の入学案内のムック本でした。
「あ…」忘れかけていた記憶が甦りました。30代でせっかく入学したのに、ほとんど何もできずに中退した記憶です。この失敗の記憶が邪魔をして、この時の私は「こんな身体じゃ無理だよな」と、ロクに検討もせずに考えるのをやめてしまったのでした。
身体の回復に努め、ようやく少しずつ日常が戻ってきたのは2年後くらいでした。先ほどの書店で再び「通信制大学」という文字のムック本を見かけました。「大人の大学案内」と表紙に大きく書いてあります。やっぱり私は心理学を学ぶことを諦められていない。人間いつ死ぬかも分からないのに、やりたいことをやらなくてどうするんだ。そんな気持ちを抑えきれないことに気付きました。
後日その本を購入した私は、心理学を学べる通信制大学の選択肢が、20年ほど前よりも非常に増えていたことに驚きました。通信環境もPCの性能も大幅に進化していて、大学側の授業の提供の仕方にも各校ごとに特徴や工夫が感じられました。
公認心理師という国家資格が出来たことも、この時初めて知りました。臨床心理士は大学院に行ったうえで試験に合格する必要があり、公認心理師はそれだけでなく、さらに大学でも必要な履修科目や実習があるということや、「公認心理師を目指せる通信制大学」があることも知りました。
自分の身体でそこまでやれるのか…そもそも大学院に行くとなると仕事と両立させるのは厳しくなるだろうし。自分がそんな資格を目指すことは難しいだろうと思い込んで、余計なことを考えずに別の大学を選ぼうと考えました。
そもそも自分は20年ほど前に一度、通信制大学を中退しているのだから。今度はまず、ちゃんと卒業できそうな大学を選ばなきゃ。卒業率の高い大学を探して、東京未来大学を選びました。

東京未来大学は「ターム制」という区切りを設定してくれていて、2年間で8タームあるのですが、1タームはだいたい1ケ月程度でした。この1タームで2科目ずつ履修するシステムです。教科書で勉強をして、ネット上で試験を受けるわけです。
それ以外にも動画の授業や、スクーリング授業などもありました。これらは取らなくても卒業できたのですが、私は最低限のスクーリング授業には参加したいと考えていたので、2年間で合計2週間ほど大学に通いました。
大学は足立区の荒川沿いにあり、東武伊勢崎線の堀切駅の真ん前にあります。この堀切駅は東京23区内の駅とは思えないほど、とにかく駅前には何もありません。住宅と未来大しかありません。そんな所も実は、私にとってはお気に入りのポイントでした。
この大学のキャンパスは、足立区立第二中という学校が閉校になり、その校舎をリノベーションしてつくられました。学部も心理系の2学部しかないので、こじんまりとした丁度いいサイズ感の大学です。足立区立第二中は「金八先生」のロケ地として使われていました。私は思い切りその世代なので、最終回で画面の奥側からパトカーが入ってきたのを見たなあ…と思い出しました。

スクーリング授業は8月のお盆前後や、1・2月の週末などを使って行われました。暑いのは体力的に厳しいので、私は冬のスクーリングに通いました。全国から「学生」は集まっていて、「同期」の中には男性芸能人の方もいました。
年代としては、20代の方々もいましたが、多数派だったのは40~50代でしょうか。女性のほうが多かったですね。仕事は福祉系、医療・保健系、教育系などの方が多かったような。何人かの方とはLINE交換して、課題に取り組む時には情報交換などもしました。
先生方の多くは臨床心理士と公認心理師をダブル取得されていましたが、中には大学院(博士)を修了したばかりの若い先生もいらっしゃいました。この授業では助手として現役の大学院生が何人も参加していて、授業後には「通信制大学からでも大学院を目指せる」という内容の質疑応答の時間もありました。
普段は質問なんてしたことのない私ですが、この時は真っ先に質問すべく手を上げていました(自分でもびっくり)。
「大学院には50代以上の方々は、どれくらいいますか?」
「公認心理師を取らずに、臨床心理士だけを取る方もいますか?」
その院生が臨床心理を学ぶ大学院には、50代や60代が結構大勢在籍しているという話でした。大学は心理学系の学部を卒業していない人も多く、臨床心理士だけを取得して活躍されている方も多いという話でした。
何か、胸の中に熱いモノが燃えてくるような感覚をおぼえました。
私は東京未来大学を2年で卒業することができました。GPAは3.8を超える、自分でも驚くほどの好スコアでした。この2年で心理系の資格も複数取得することができました。
★ 3度目(50代)=聖徳大学心理学部
その後、私は仲間たちとFBYを立ち上げました。もともと中学受験生の家族支援や、大学生の就活支援は長い間続けてきました。それ以外にも、人生の様々な局面で「ほんの少しのお手伝い」をしていくメンバーがそろいました。
ようやくここまで来たかと思う一方で、まだまだ学ぶことを止めたくない、自分を進化させたいという気持ちも消えずに残っていることに最近気付きました。
本当は今すぐ大学院に行きたい。でも経済的な事情もある。それならば…あの時、東京未来大を選んだのは正解だったけど、あの時選ばなかった「公認心理師の資格を目指せる」聖徳大学に入ればいいのではないか。そう考えだしたら、もうやるしかないという決断まで時間はかかりませんでした。
ネット上には、未来大の通信課程の情報はほとんどなかったけど、聖徳の通信課程の情報はたくさんあるんですよね。それだけたくさんの方々が努力を続けているのでしょう。未来大を卒業したことで、仕事との両立にも自信を持つことができました。ダメだったとしても、挑戦せずに諦めるよりはいい気がする…
自分の身体がどこまで持つのか。気力は続くのか(←これはたぶん大丈夫だと思うけど)。金銭面は大丈夫なのか(←大いに心配)。でも、やれる所までやってみよう。とにかく進んでみよう。きっとまた、努力を続けるうちに、違う世界が見えてくるはず。
そんな風に思えるようになった、そもそものきっかけは通信制大学に入学したことなんですよね。2度目の通信制大学への入学と、単位を積み重ねたことと、スクーリングと、複数の資格の取得などによって、私はこの年齢でも「新たな自信」を身につけることが出来たのだと思います。
自分という人間は未完成で、いつまでも進化を続ける努力をしていたい。そう考えて、何かを目指している自分でいられること自体が幸せなのかも。これも最近気づいたことです。(よろしければ、noteにも記事を書きましたので、お読みいただければ嬉しいです⇒資格試験の勉強は「逃げ道」か…ドラクエ理論で考える)
聖徳大学での新たな「大学生活」については、noteなど別ページで紹介していこうと考えていますが、こちらのページからも読めるようにご紹介していきますので、時々見に来ていただければ嬉しいです。よろしくお願いしますね。
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