親もしんどい中学受験…塾で3年間最下位クラスだった我が子【半分以下の中受世界】

小6秋の親のツラさなんて…経験しないと分からないですよね 中学受験生の親

中学受験生の半分は「偏差値50以下」のはずなのに、ネット上に出てくる情報は上位層の話ばかり。他の家では、どうやって乗り切ったのか知りたいのに…そんな話を長男の中学受験塾のママ友から聴いたことがあります。

その時に長男が通っていたのは小さな塾だったので、首都圏模試の偏差値でいえば50以下から70前後の子が同じ授業を受けていました。私が相談を受けたのは、首都模試で偏差値50前後の娘を持つお母さんでした。

私はかつて中学受験生の指導をしていたことがあります。大学生の就活支援業と並行して、個別で4科目の基礎固めの指導をしていましたが、だんだん、お母さんやお父さんの悩み相談を受ける仕事のほうが増えていきました(これは、現在でも続けています)。

◆何を信じればいい 誰に相談すればいいのか


中学受験生本人も…もちろんシンドイです。でも実は、親も相当ツライのです。しかも世の中に対して公然と「しんどい」とは言いにくい立場にあるんですよ。「親が子供に中学受験をさせているのに、なぜ自分がツライとか言うのか」と他人には思われてしまいそうだから…なんですよね。

・子どもの成績がなかなか上がらないけど、何を信じればいいのか
・塾の先生に言われたことが納得できないけど、何が正しいのか
・子どもから「やる気」が感じられないけど、どうすればいいのか
・塾にお金がかかり過ぎて、もう辞めたいけど辞められない
・夫(妻)や自分の親、義理の親と意見が合わず、どうすればいいのか
・成績が悪い子は、中学受験をする意味はないと(誰かに)言われた

いろいろな人が絡んでくるんですよね


中学受験生を持つ親の悩みは、数え上げればキリがありません。成績が伸び悩んでいるお子さんの場合は、ネット上に答えも見つからず、逃げ場がないんだよなあ…と私自身が最初に感じたのは20年ほど前のことでした。最近でも、その状況には大きな変化がないように感じます。

長男の塾のママ友のことは、結局、中学受験本番までサポートしました(自分の子供の中学受験もあったんですけど、並行して続けました)。特に密度が濃かったのは、受験校決定に関する塾側とのやり取りの時でした。

・塾の先生に勧められた第一志望校がどうしても納得できない
・我が子が気に入っている学校を、先生があまり良く言わない
・塾も先生も信じているので塾を辞める気もないし、辞められるわけもない
・先生が勧めてくる学校は他の子の親にも…営業的な都合ではないか
・だから塾側や先生のことを説得したいけど、どうしたらいいのか

誘導されているような気持ちになります


これから我が子の中学受験を経験する親にとっては、なんと不毛な話だと感じるかもしれませんが…よくある話だと思います。成績が伸び悩んでいる子の場合は、特にこういう話が多いんですよね。「お宅のお子さんの場合は、強気になれないでしょ。言う通りにしたほうがいいですよ」という圧を感じるんですよね。

◆利害関係のない「他人」の重要性


この時の経験が、後に我が家でも生きることになりました。実は、私の長女も同じ立場だったんですよ。大手塾では3年間ずっと最下位クラスでした。
親としても一生懸命、基礎固めを進めてきたのですが、本人の体力と「やる気」が続かず、6年生の秋頃まで非常に厳しい戦いを続けていました。

塾の先生からは、我が家の方針とは真逆の学校ばかり勧められてしまいました。今は人気がないけど、昔は偏差値がそれなりに高かった2校が先生の「推し」でした。わりと厳しめだったり、交通の便があまり良くなかったりなど、理由はいろいろと推測できました。それらの学校も検討するといったんは受け入れつつ、我が家の志望校について、なぜその学校がいいと思ったのかの理由を話すので、率直な感想を聴かせてほしいと伝えました。

先生からのフィードバックは

・第一志望校は自宅から遠いので、体力的に続かなさそう
・第二志望校は比較的新しい学校なので、先が見えない
・第三志望校は、ぬるま湯で入学後伸びないと思う

全部ネガティブでしたね


なかなか辛辣ではありましたが、よく見てくれているなと思いました。そのうえで、志望校3校を選んだ理由と、娘本人が気に入った理由を文章にしてメールで先生にお送りしました。形に残すことが大切だと判断しました。そのほうが、塾で先生よりも立場が上の人にも説明しやすい(コピペすればいい)わけですし。

落としどころとして、最終的には

・1月の埼玉と千葉の入試結果を見て決める
・前受け校に合格したら、2月は志望校のみを受けに行く
・そうでない場合は、先生の意見も取り入れて安全策を取る

結局こちらも折れませんでした

そんなイメージを持って、塾の先生との志望校決定面談に臨み、結局、その通りの結論でお互いに納得することができました。

塾の先生は、親には見せない子どもの姿や特質をたくさん見ています。そして、時には親以上の思い入れで、子供たちのことを真剣に考えてくれることもあります。ですから、「親としての思い」「我が子の気持ち」「先生の考え」について、第三者として客観的な判断をしてくれる人がいるといいんだよな…と思いました。

私がやってきたのは、そういう仕事です。中学受験は親もしんどいですけど、利害関係のない第三者に話すことで冷静にもなれるし、ラクな気持ちにもなれます。そういう相手がいるほうが、我が子の中学受験もいい結果が出やすいように思えます。

私の娘は中学受験では苦しみながらも、上に挙げた志望校の中の学校にいま通っています。何度も中学受験を辞めようと思いましたが、今は続けてよかったと心底思います。何とかなると思います。でも、今しんどい思いを聴いてほしい方がいましたら、ぜひ相談をお寄せください。

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